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「ドビュッシー 印象主義音楽をつくりあげたフランスの作曲家」 ロデリック・ダネット [作曲家の伝記]

満足度:★★★★
ドビュッシー 印象主義音楽をつくりあげたフランスの作曲家 (偕成社)
                    (伝記 世界の作曲家⑧) 
ロデリック・ダネット 著/橘高弓枝 訳


ドビュッシーに会ったこともないのに、彼の作品を聴いたり演奏したりする時に、
一種のノスタルジーに似た親近感を感じるのはなぜ?

独特なエキゾチックな響き。

パステルカラー調の絵画を見ているような見事な色彩感。

漂う空気、薫り。

ドビュッシーってどんな人だったんだろう?

そんな好奇心に駆られて偶々出会ったのがこの一冊。
あっという間に読めてしまったけど、きれいな絵や写真、用語の説明が
加えてあり、ドビュッシーの世界を概観するのには分かりやすくて持って来いだ。
子どもから大人まで読めるところもいい。
想像していたドビュッシー像とは違うところもあり意外な感じだったが、
様々なエピソードとともに作品を追うことで合点が行った!
なんだか嬉しい。ガッテン・ガッテン[ひらめき]
彼がジャワのガムラン音楽や東洋的な響きに感化され、それを好んで作品に
取り入れていったことなどはとても興味深い。ドビュッシーの前世は東洋人か!? 笑
だからかなー?だから、東洋人の自分は彼の音楽に魅惑されるのかな?

私の中で、ドビュッシー作品に対する意識の仕方、視点が変わった。
このことは大いに自分が演奏するときの足しになりそう。
西洋と東洋の響きを融合・共存させることで広がるドビュッシーの世界。
それはまさに“音の色の芸術”である。

もっと深くその真髄に迫るために、他の著者の伝記も読みたいと思った。

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